創業から22年。2020年12月1日より、DMMは会社創立から初となるブランド認知のためのCMの全国放送を開始しました。

今回放送されるのは、全58事業(※2020年12月時点)を運営するDMMの多様性を象徴した「なんでもやってるDMM」篇に加え、「DMM、◯◯はじめました/やってます。」のコピーでお届けする全15の事業紹介バージョン。構成、演出、編集にいたるまで、全パターンのCM映像を社内チームで内製しています。

——会長・亀山敬司が、このCMに込めた思いについて語ります。

領域とわず、なんでもやる

—— DMMは2020年12月1日から、ブランド認知のためのCMの全国放送をスタートしました。このタイミングでこのようなCMを放送する理由について、お聞かせください。

亀山:もう見てくれてた人がいるかもしれないけど、CMで伝えたいことは、「DMMはなんでもやってる会社だよ」ってこと。将来性があるビジネスは領域をとわずなんでもやる。農業もやるし、サッカーもやるし、AIもやる。節操のない総合商社みたいな会社なんだよね。

2019年にベルリングをM&Aしたときは「次は消防車ですか?」とつっこまれたけど、「既存産業に新しいテクノロジー掛け合わせ、新しい世界をつくる」という方向性で会社を大きくしてきたから、それほど驚くようなことではないんだ。

ただ世間からすると、動画配信事業や金融事業のイメージがまだまだ強いはず。でも実は、太陽光発電やアニメ制作など、知られていない成長事業がいくつもある。CMを見てくれた人には、「DMMは、新しい事業や会社を立ち上げることができるプラットフォームなんだ」ってことを伝えたかったんだよね。


 

—— 会長はDMMを創業した当時から、現在のような事業体を目指して会社を経営されていたのでしょうか。

亀山:もともとは自分がモテたくて商売を始めたんだけど、成り行きで事業が増えていった感じかな(笑)。

ただ、社員が増えてからは、社員のためにも会社が潰れないように、利益を再投資し続けてきた。その結果が、今のDMMなんだと思う。

うまくいくって確信があったわけじゃないよ。ビデオレンタル店で稼いでいたときは、インターネットを脅威に感じたし、「そんな時代、来ないでほしいなぁ」と願ったもんだよ。ただ一方で、便利なものが生まれれば世間はそれを使うし、自分にはその大きな流れを変えたり止めたりできるほどの力はないと思った。

そこで、時代に合わせて、自分のほうを変えたほうが簡単だと考え直したんだ。「怖いものには逆らうより学べ」ってことだね。

DMMには58の事業(2020年12月時点)があるけど、それは時代の変化を受け入れて、自分たちの戦い方をしてきた結果に過ぎないんだ。CMを見てくれた人には、そんなDMMの歴史やDNAも知ってもらえたら嬉しいね。


 

新しい時代をつくるプラットフォーム

—— DMMはこれから、どのような事業体を目指していくのでしょうか。

亀山:今後も引き続き、新しい事業や会社が立ち上がるビジネスのプラットフォームとして成長することを目指している。

事業を立ち上げようと思ったら、アイディアだけじゃ足りなくて、それを形にする人が必要。営業だけじゃなくて、サービスをつくるエンジニアや、法務や財務の知識を持った仲間もいないといけない。

それは簡単なことではないけれど、DMMならできる。それぞれの分野のプロフェッショナルが協力して、新しいビジネスがどんどん生まれるプラットフォームになるのが理想形だと思う。

個人的には、会社が大きく成長することで、いろいろな人に会えるのが楽しいね。これまでも、仕事をしてきて、成長させてもらったし。良いことも悪いこともひっくるめて、いろいろな人の個性に触れることで、いろいろなことを学んできた気がする。

俺は、人の心や哲学を知ることに興味があるんだろうな。

実は、俺は19歳の時、六本木の道で、布を敷いて露天商をやっていた事があるんだよ。その頃から、色んな人に会って好奇心をくすぐり続けられる人生を送りたいと思っている。 だから、DMMで働くみんなにも、そんな経験を通じて成長してもらえたら嬉しいな、と思うんだ。


 

自分だけの生き方を見つけてほしい

—— DMMで働くことを通じ、どのような人生を送ってほしいと考えていますか。

亀山:DMMという会社で、自分の中にある思わぬ才能を発見、そして発揮していってほしいね。リーダーシップがあって、営業力もあって、企画力もあるなんてバランスのとれた人間は、世の中にそんなにいない。それでも、自分だけが得意な才能を見つけて、それを伸ばしたり、活かしたりできるようになって欲しい。でも、そんなの言うほど簡単なことじゃないよね。

だからこそ、ヤンキーからエリートまで在籍していて、国籍も多様で、業種も職種も幅広くなんでもやってるうちの会社を活用して、自分の知らない才能に気づいてほしいと思う。思わぬ出会いやチャンスから、自分だけの生き方が見つかることもあるだろうから。

実際のところ、今のDMMをつくっているのは、俺じゃなくて若い世代なんだよ。活躍する舞台を用意したのは会社かもしれないけど、花を咲かせたのはDMMで自分の生き方を見つけた社員達。英会話事業も、太陽光発電事業も、サッカー事業も、俺には、できないことだったね。

「俺は営業だから」「私はエンジニアだから」って自分の道を決めるのも素晴らしいことだけど、「こんなこともできるんだ!」って驚きを、得られるような人生も楽しいと思うよ。 自分に限界を作らず、何にでも、こだわらずに色んな事に挑戦して欲しい。


 

自分がやるべきことをやる

—— 最後に、DMMが描く未来について、お聞かせください。

亀山:新型コロナウイルスの影響もあって、前向きになれない日もあると思うけど、DMMは、どんな状況になっても、前を向いていく会社でいるつもりだよ。

リモートワークで人と話すことが減ったり、仕事の仕方も変わったりしたけど、自分がやるべきことを、粛々とやり続けるのが大切だってことは変わらない。

俺としては、DMMとして、事業を成長をし続けることは、もちろんとても大事だと思っているけど、これからは、社会的に意義があると思える活動にも力を入れていくつもりなんだ。

やっぱり、社会にとって必要な会社にならないと長くは生き残れないと思うようになったんだよね。

そうやって、前向きな挑戦を続けていく会社であり続けたいから、社員のみんなには、仲間を信頼してフルスイングしてほしいと思う

これから、社会に求められるのは、“考えて行動して変われる”人。

うちで働いてくれている人も、これから仲間になってくれる人も、自分で自分を成長させる挑戦を怠らず、DMMという会社で才能を開花させてほしいです。

 

文:オバラ ミツフミ