企業情報COMPANY
インタビュー

オフェンスで、 未来を切り拓く

執行役員 マーケティング本部長
  • 川端 祐喜

EXNOAでの経験を活かし、
DMM本体のマーケティングを進化させる

僕がDMMに入社したのは、25歳のとき。マーケターとして、DVD宅配レンタルなどの既存事業から、動画、コミック、マッチングサービス、FXなど新規事業に至るまで幅広く手掛けてきました。サービスによって見る指標は異なりますが、いろんなデータを見るうちに他のサービスに活用できる部分が見えてきてすごく面白かったですね。

その前は他社でゴリゴリの営業をしていました。そこでお客様との間に“落とし所”を見つけてきた経験は、DMMでも意外に活きていると感じます。マーケティング組織は間接部門なので、自分たちだけで仕事が完結することはありません。複数の関係者の間でコンセンサスを取っていくスキルは、社内営業の場面でかなり役立ちました。

直近ではEXNOAのプラットフォーム事業の責任者として、ユーザーをタイトル側に送客しつつ、プラットフォームそのものも拡大させるマーケティングに取り組んできました。ここで得たナレッジを活用してDMMのマーケティングを次のステージに押し上げていくのが、今の自分の役割です。

 

事業とプラットフォーム
両方に向き合えるマーケティング組織へ

執行役員としてまずやるべきだと感じているのは、DMMのマーケティング組織を「売り上げに貢献する」組織に変えていくことです。

従来のDMMのマーケティング組織は、「集客」に注力していましたが、それは本来やるべき業務の一部に過ぎません。僕が考えるマーケティングとは、「売り上げを上げるための啓蒙活動」全般を指します。マーケターはただお客様を連れてくるだけではなく、いかに購入、再購入につなげていくのかを考えなくてはならない。そこを大前提として、事業部のKPIにきちんと向き合える組織にしていきたいです。

DMMの最大の強みは、多数の事業を運営するプラットフォーマーである点です。それはマーケターにとっても大きな魅力と言えるでしょう。複数の事業があることによってマーケティング効率は上がり、プラットフォームが拡張すれば投資の許容度も高まるからです。

こうした事業体で働くマーケターは、個別の事業に向き合いつつもプラットフォーム全体をスケールさせるマーケティングにも取り組む必要があります。世の中に前例がほとんどない中での挑戦になりますが、EXNOAのプラットフォーム事業で実践してきたノウハウを展開すれば決して不可能ではないはず。マーケティング組織のあるべき姿はクリアに見えています。

 

「トライする意思」がなければ、
もったいない環境

DMMのマーケターは年間で数十億、ときには百億円を超える金額を扱いますが、これだけの予算を預けてもらえる会社はそうありません。出稿額の規模が大きければ早めに勝ちパターンを見つけられますし、得られる成功体験も大きくなる。マーケターとして圧倒的な成長が期待できる環境であることは間違いないでしょう。

そして、せっかくDMMで働くのなら、ぜひ「トライする意思」を持ってほしい。マーケターが新しいチャレンジをしなければ、市場はシュリンクしてしまいます。最近、世の中で一般的に行われているマーケティング手法はあまり変わっていませんが、自分たちがそれを改革していかなければならないのです。

大切なのは、デジタルマーケティングなどの定量化できる業務だけでなく、企画やグロースマーケティングなどの定量化できない業務も含めて幅広く挑戦すること。DMMのマーケターには、常に「オフェンスできる人」であってほしいですね。

各事業とプラットフォーム、その両方を牽引できる組織へとDMMのマーケティング組織は進化していきます。圧倒的な成果を出せるようになるのが、今から楽しみです。