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    株式会社DMM Agri Innovation

    DMM Agri Innovation、TSJ、金沢機工が、 安心安全で持続可能なジビエ流通の実現に向け業務提携を締結

    ~ジビエ簡易加工処理施設と残渣炭化装置の運営、販売を実施~

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    株式会社DMM Agri Innovation(本社:東京都港区、代表取締役 岡崎 翼、以下DMMアグリ)は、株式会社TSJ(本社:奈良県奈良市、代表取締役 仲村篤志、以下TSJ)、金沢機工株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役 井上英一郎、以下金沢機工)と、ジビエ簡易加工処理施設と残渣炭化装置の運営、販売を目的とした業務提携を締結したことをお知らせいたします。

    業務提携の背景

    DMMアグリの「DMMが持つテクノロジー、ソリューション、人材、プロモーション、ブランディングノウハウを用い、日本の農業が抱える様々な問題を解決する」、TSJの「ジビエ肉の安心、安全を担保し、流通の活性化を促進する」、金沢機工の「モノづくりソリューションカンパニーを目指す」といった、三社の掲げるミッション・ビジョンが「安心安全で持続可能なジビエ流通の実現」という点で一致し、業務提携の締結に至りました。
    今後、DMMアグリの販路へジビエ簡易加工処理施設と残渣炭化装置を提供することで、ジビエの処理加工から流通、ブランディングまでを自治体と一緒に行い、社会課題の解決に繋げることを目指してまいります。

    ジビエ加工処理施設が抱える課題

    ジビエ加工処理施設には大きく3つの課題があり、今回、ジビエ簡易処理施設によってそれらの課題を克服します。
    ゆくゆくは、調達の難しいジビエをより簡単に加工できる環境を作り、高級フレンチで使用されているようなジビエをより多くの方々のもとに提供できる環境づくりを行います。また、ダイエット食や健康食等の付加価値をつけることで、多様なブランディングを行い食文化を作ってまいります。

    課題①:建設場所→肉の運搬、汚水や残渣の処理について、近隣住民への配慮が必須。

    運搬に時間がかかると味や匂いなどの品質に関わるほか、食用として扱えるかどうかにも関わります。
    今後、4tユニック車にて移設可能となるため、捕獲から解体場所までの運搬時間を短縮できるように、設置場所を工夫し地域ごとに最適な場所での設置が可能となります。

    課題②:猟師との関係→品質の良い肉以外引き受けてくれないため、猟師が持ち込まなくなる。

    良質な肉にするためには、鮮度を維持し、捕獲から1時間で加工処理する必要があります。
    今後、良肉は簡易食肉加工処理施設にて加工し食肉またはペットフードとして流通、残渣や流通基準に見合わないものは残渣炭化装置にて炭化*1、資源化することで、様々な状態のジビエでも引き受け可能となるため、猟師も持ち込むハードルが下がります。

    課題③:費用→規模によっては数千万~数億円ほどかかり、解体残渣等の産業廃棄物処理にも多額の費用がかかる。

    残渣は簡易施設で炭化して資源化するため、建設費も通常より安価に抑えることができます。
    一般的に、加工処理施設単体の経営は難しいと言われています。しかし、今回の簡易処理施設は黒字実績のあるTSJ社と協業することで、健全・持続的な経営を見越した施設設計を行なっております。

    *1:有機物を炭素主体の物質にする熱分解のこと

    業務提携する商品

    簡易食肉加工処理施設「かいたい君NEO」

    野生鳥獣を捕獲する小規模事業者の獣肉利活用促進を目的に低コストで機能性があり、設置スペースを最小限にした施設設置をコンセプトにリリースした食品衛生法対応の食肉処理施設ユニットシリーズです。

    ※商品イメージです。

    残渣炭化装置

    食肉として扱うことのできない(捕獲後時間が経過し過ぎた、病気を持っている等)個体に関して、残渣炭化装置にて炭化することができます。
    例)標準4-6時間の場合:イノシシ 20kg→2kg*2

    *2 出典:農林水産省「鳥獣被害対策に活用出来る機器情報」
    https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/kikijouhou/kikijouhou.html


     

    株式会社TSJについて

    TSJは環境省・奈良県知事認定鳥獣捕獲等事業者(奈良県第003号)であり、鳥獣被害対策をきっかけとした里山地域の活性化に寄与し、普及啓発やコンサルティングをすすめながら野生動物と人間のより良い関係構築を目指します。
    TSJの詳しい情報は、https://www.tsj-hunter.com をご覧ください。

    金沢機工株式会社について

    金沢機工はモノづくりを支えるメカトロニクスの専門商社です。「モノづくりソリューションカンパニーを目指そう」をスローガンに、新商品情報はもとより、お客様にとって価値ある情報のご提供や、問題などがあった場合のソリューション提案、油圧・空圧機器や物流関連機器、環境改善機器など、様々な機械製品のご提案を行います。
    金沢機工の詳しい情報は、https://www.kanazawakiko.jp/をご覧ください。

    DMM Agri Innovationについて

    DMM Agri Innovationは、農業に関する課題解決を行う企業です。
    『農業と未来を歩む』をテーマに掲げ、DMMが持つテクノロジー、ソリューション、人材、プロモーション、ブランディングノウハウ等を用い、日本の農業が抱える様々な問題の解決、そして地域社会への貢献を目指します。
    DMMアグリの詳しい情報は、https://dmm-agri.com/をご覧ください。

    DMM農業について

    DMMは「生産者の声に寄り添うことで新しい価値を作り、農業の未来に貢献する」をミッションに、中古農機具販売事業・鳥獣被害対策事業・人材派遣事業を展開しています。そして、生産者の方々が農業により専念できる環境作りや、経済的により豊かになる仕組み作りを目指しています。DMM農業の詳しい情報はhttps://nogyo.dmm.com/をご覧ください。

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