製造業の人手不足解消に向けて
飯豊町では、2010年に7,943人(*1)だった人口が2020年には6,615人(*2)と、人口減少が続いています。この減少の要因の一つとして、大学進学や就職を機に転出するケースが多いこと、また、大学を卒業してからのUターンや結婚による転入者数が少ないことが挙げられます。さらに、飯豊町を含む山形県全体の製造業従事者数が2010年から2020年の間3.5%(*3)減少しており、飯豊町内総生産の4分の1(*4)を支える製造業の基盤衰退が危惧されています。この状況に対処するためには、労働者人口の維持・増加施策の実施はもちろんのこと、全国的な製造業従事者数の減少予想(*5)に備え、将来の製造業を支えるためのデジタル化推進が不可欠です。
また、高校生のキャリア意識について「高校生の進路と職業意識に関する調査報告書」(*6)によると、就業体験に関心がある高校生が63.4%と半数以上にのぼりますが、実際に就業体験に取り組んでいる高校生はわずか7.4%にとどまるという現状が浮き彫りになっています。
(*1)平成22年国勢調査人口速報集計結果全国・都道府県・市区町村別人口及び世帯統計表
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/jinsoku/pdf/jinsoku.pdf
(*2)国勢調査令和2年国勢調査速報集計人口速報集計(男女別人口及び世帯総数)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003433219
(*3)以下資料を参考に当社で計算
平成22年国勢調査産業等基本集計結果結果の概要
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/kihon2/pdf/gaiyou.pdf
令和2年国勢調査就業状態等基本集計結果結果の概要
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_02.pdf
(*4)令和2年度市町村民経済計算 統計表(年度別市町村内総生産)
https://www.pref.yamagata.jp/020052/kensei/shoukai/toukeijouhou/shimin.html
(*5)2023 年度版 労働力需給の推計(速報)労働力需給モデルによるシミュレーション
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
https://www.jil.go.jp/press/documents/20240311.pdf
(*6)令和5年6月「高校生の進路と職業意識に関する調査報告書」国立青少年教育振興機構
https://www.niye.go.jp/pdf/houkokusho20230622.pdf
飯豊町の取り組み
そこで、飯豊町は「地元で学び、働き、暮らす」の循環を軸とした持続可能な産業基盤の構築を目的とした「ものづくりキャリア開発プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトでは、子どもたちのものづくりへの興味関心を醸成し、将来に関心を持つきっかけとなる体験イベントの実施や、地元の企業への就職と定着を促進するための企業見学プログラムなど、子どもたちが飯豊町で暮らし続けることを前提に、将来の選択肢を考える機会を提供しています。
今回のイベントでは、様々な世代向けにITスキル学習の機会を提供するインフラトップが、現代のものづくりとデジタル技術の緊密な関係を理解していただき、ものづくりを多面的に考察できる機会を提供するため、高校生向けのデジタル技術体験会を開催します。AIや情報通信技術をテーマにした学習体験を通して、子どもたちに「ものづくりの楽しさ」を実感していただくことで、地元の産業に貢献する意欲を喚起し、地域経済の持続的発展を促進する一助になることを目指します。
ご担当者様の想い
若者の人口や主要産業となっている製造業従事者の減少が続く本町において、いかに若者を地域に定着させ持続可能な産業基盤を構築していくことができるのか、大きな課題となっています。幼少期からものづくりの魅力に触れる機会を提供していくことで、子どもたちのキャリア開発に大きな影響を与えていくものと思います。
一人でも多くの方にご参加いただき、現代の情報通信技術を活用したものづくりや自動運転技術に応用されるAIなどに触れ、「地元で学び、働き、暮らす」循環を生み出していきたいと考えています。
開催概要
◇開催日時
7月27日(土)
◇場所
電動モビリティシステム専門職大学 B/C教室
◇定員
10名
◇参加応募について
応募方法:こちらのフォームからご応募ください。
https://forms.gle/VVCX8myJqFNq5xxw8
申込終了日:2024年7月24日(水)
山形県飯豊町について
飯豊町は山形県の南西部に位置し、総面積の8割以上を山林が占める緑豊かな町です。
電気部品製造を中心とした企業14社が稼働している東山工業団地や、大手自動車メーカーの自動車部品工場などが所在しています。
町の南部に名峰・飯豊山を主峰とする飯豊連峰を配し、豊富な雪解け水を湛える白川が肥沃な耕地を潤します。屋敷林を携えた家々が田園の中に点在する「田園散居集落景観」は全国でも珍しく、四季折々、朝夕の時間の移り変わりでも多様な美しさを見せます。
体験イベント取り組み実績(2024年5月1日現在)
【高校生向け】福岡県大川市にてデジタルスキル無料体験会を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004260.000002581.html
【高校生向け】3ヶ月間の無料プログラミングスクールを実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000017442.html
【小学生向け】名取市にて無料プログラミング体験イベントを実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000017442.html
など
地方との取り組み実績(2024年5月1日現在)
【熊本県芦北町】地方創生の実現を目指した継続的な取り組みを実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000017442.html
【鹿児島県垂水市】デジタルツールを駆使して業務改革の実行力向上を目指すDX研修を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000017442.html
【鳥取県】鳥取県と共同で県内でのエンジニア就労サポート事業の第2回を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000017442.html
など
DMM WEBCAMPについて
DMM WEBCAMPは、2014年より開校したプログラミングをはじめとする「ITスキル学習サービス」と 「転職支援サービス」を提供するスクールです。これまでに8,000名以上のIT人材を輩出し、卒業生は習 得したスキルを活かして一人ひとりの「理想のキャリア」を実現しています。 異職種からエンジニア転身を目指す”転職サポート”と、多彩なITスキルを身につけ仕事と生活を豊かに したい方に向けた学習ラインナップを取り揃えています。
DMM WEBCAMP
・公式HP:https://web-camp.io/
・X(旧Twitter):https://twitter.com/DMMWEBCAMP
DMM 地方創生について
DMMは2019年より「DMM 地方創生」として地方創生事業に参入し、「事業創出企業として地域に貢献する持続可能な事業を生み出す」をミッションに、展開する60以上の事業を通じてこれまでに培ってきたノウハウ・専門人材・ネットワークを活用した事業企画を地域ごとの課題に応じて提供しています。
・ホームページ:https://sousei.dmm.com/
株式会社インフラトップについて
2014年創業後、2018年11月にDMM.comにグループイン。「学びと仕事を通して、人生を最高の物語へ。」のビジョンのもと、「最高の物語」に向けて人生を切り開きたいと思っている方に、機会と成長を提供しています。
学習はポテンシャルを最大限に活かすための手段です。身につけたスキルは新しい生き方を可能にします。一人でも多くの方にとって接しやすい、学びやすい、毎日会いたくなるようなパートナーであり続け、サービスを通して一人ひとりの「最高の物語」で満ち溢れた世界を目指していきます。
株式会社インフラトップ 会社概要
社名:株式会社インフラトップ https://infratop.jp/
会社所在地 :東京都港区六本木3丁目2番地1号 住友不動産六本木グランドタワー23階
電話番号:03-6869-4700
設立年月日 :2014年11月19日
資本金:1億9000万円(資本準備金を含む)
代表者 :代表取締役 CEO 磯本昇汰(いそもと しょうた)
事業内容 :教育事業、人材関連事業