導入の背景
現在、エネルギー節約や地球温暖化対策の観点から、世界的にEVやPHVへの注目が高まっています。日本政府は2035年までに新車販売における電動車の比率を100%とする目標を掲げ、充電インフラについては、2030年までに全国で30万口の設置を目指しています(※1)。
DMMでは、2023年5月より全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等に対してEV充電サービスを提供する「DMM EV CHARGE」を開始し、事業者および利用者双方にとって便利で身近なEV充電サービスの提供と、サービスを通じた地域のビジネス支援を目指しています。
長南町では、「長南町地球温暖化防止実行計画」を策定し、町の事務・事業に伴って排出される温室効果ガスの削減に取り組んでおり、令和7年度までに温室効果ガス排出量を平成25年度と比較して32.4%削減することを目指しています(※2)。また、住宅用省エネルギー設備等を設置する住民に対しての補助を実施するなど、EV・PHV等の普及にも積極的に取り組んでいます(※3)。
このたび長南町は、温室効果ガスの削減を通じたゼロカーボンシティの実現や、町内のEV利用者の利便性向上、EV利用観光客の誘致推進に向けた取り組みの一環として、「DMM EV CHARGE」の6kW普通充電器を設置いたします。普通充電器は、2024年度中に以下の施設へ設置予定です。今後、順次設置施設を拡大してまいります。
【設置予定施設】
・長南町役場
・旧長南小学校
・旧長南西小学校
・熊野清水公園
・野見金公園
・ちょな丸看板駐車場
・笠森観音駐車場
※1:経済産業省「充電インフラ整備促進に向けた指針(仮称)の案について」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/charging_infrastructure/pdf/006_03_00.pdf
※2:千葉県長南町公式サイト「長南町地球温暖化防止実行計画(役場事務事業編)」
https://www.town.chonan.chiba.jp/sizen/taiyoukou/35383/
※3:千葉県長南町公式サイト「住宅用省エネルギー設備等設置補助金について」
https://www.town.chonan.chiba.jp/sizen/taiyoukou/3261/
長南町 コメント
国内では、充電インフラの整備が遅れており、電気自動車(EV)が普及しない一因となっています。当町は、千葉県内のほぼ中央部の位置にあり首都圏中央連絡自動車道で都心から1時間圏内の立地条件に恵まれております。近年、都市部からの移住者が増加しているとともに、都心近郊にありながら豊かな里山や田園風景が感じられる魅力が高まってきています。町内には笠森寺観音堂(国指定重要文化財)、熊野の清水(日本名水百選)、野見金公園などの観光施設があり、特に笠森寺観音堂は、県内だけでなく、県外からも多くの観光客が訪れ、SNSでは『京都の清水寺に似ている』と話題になるなど、長南町を代表する観光スポットになっています。そのような中、本年『長南町脱炭素社会推進本部会議』を立ち上げ、ゼロカーボン社会に向けた取り組みを行っていく第一歩として、町の特異性を活かす観光・異文化交流の視点からEV充電器を設置することを手がける事としました。DMM社は、知名度が抜群に高くAI事業から地方創生まで16の領域で60以上の事業運営を行っており、企業の信頼性も厚く、会員数が4,101万人と日本の総人口の1/3を占めるに至っており、事業の汎用性が非常に高いことから、この事業をお願いすることとなりました。今後、EV充電器の設置を契機にEV車の普及促進につながり相互に高みを目指す、限りない挑戦と飛躍に期待します。
「DMM EV CHARGE」とは
DMM EV CHARGEは、全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等でご利用いただけるEV充電サービスです。普通充電器および急速充電器の導入に伴う初期費用(機器・工事費)とサービス利用料が無料の「0円プラン」をはじめ、事業者のニーズに合わせた様々なプランを提供しています。顧客の新たな来店動機となることで来店頻度や継続利用が増えたり、充電を目的として来店した潜在顧客層へのリーチ、地域のインフラとしての役割の発揮など、EV充電サービスを通じた地域のビジネス支援も行ってまいります。
<事業者のメリット>
・0円プランを用意。費用を抑えてEV充電器を導入したい事業者にも対応。
・EV充電器の導入に伴う現地調査、工事、補助金申請など、面倒な手続きをすべて代行。
・24時間365日のサポート体制を完備。緊急時の駆け付け対応、充電器の修理をサポート。
<EVユーザーのメリット>
・6kW〜180kW出力のEV充電器を提供。設置場所の利用ニーズ・利用状況に応じて、最適な充電器を選択可能。
・簡単なアプリ登録とクレジットカードの登録だけですぐに充電と決済が可能。
・アプリ決済はDMMアカウントとの連携を予定。DMM.comの会員4,101万人が即時にサービス利用可能に。
・サービスサイト:https://ev-charge.dmm.com/
各プランの詳細はサービスサイトをご参照ください。
また、EV充電器の導入を検討されている事業者の方も、サービスサイトからお問い合わせください。
合同会社DMM.com について
会員数4,101万人(※)を誇る総合サービスサイト「DMM.com」を運営。1998年の創業以来、多岐にわたる事業を展開し、現在は60以上のサービスを運営。動画配信や電子書籍、アニメなどの多様なエンタメサービスに加え、3Dプリントや消防車・救急車の開発といったハードウェア分野、web3やAIなど最先端のテクノロジーを取り入れた事業など、様々な事業を手掛けています。2022年にはサブスクリプション会員システムの「DMMプレミアム」を立ち上げ、あらゆるエンタメ体験をシームレスにつなぐ「マルチエンタメ・プラットフォーム」の創造を目指しています。今後も、コーポレートメッセージ「誰もが見たくなる未来。」とともに、変化と進化を繰り返しながら、新たな事業に挑戦してまいります。
※2023年2月時点
・企業サイト:https://dmm-corp.com/
・プレスキット:https://dmm-corp.com/presskit/
・公式オウンドメディア:https://inside.dmm.com/