アイデアソン実施の背景と狙い
東京都では、文章生成 AI を 共通デジタルツールとして全局に導入し、その特性やリスクを踏まえた利用ルールや活用方法を盛り込んだガイドラインを策定し、文書作成などの業務での活用を進めてきました。
今回、Algomaticでは、文章生成AIのさらなる活用促進や業務の質の向上を目指し、東京都職員向けにアイデアソンを提供し、効果的なAIの活用方法を学んでもらうとともに、庁内の業務に即したプロンプト(AIへの指示文)の作成支援を行いました。
アイデアソンの成果
アイデアソンの満足度は5点満点中4.7点となり、具体的に以下のような成果が得られました。
1.職員の生成AIへの深い理解と、それに伴うプロンプト技術の向上
アイデアソンの後に実施されたアンケートでは、
「出力内容の精度が上がった」
「コツを掴むことができた」
「ChatGPTの使い方(特にプロンプトの作り方)がよく分かりました。」
などの回答が得られました。
これにより、当アイデアソンによって、職員の理解が深まり、プロンプト技術の向上にも寄与することが確認されました。
2.職員の生成AI活用意欲の向上
また、アンケートでは下記のような回答も得られました。
「なかなか業務で使う機会がなかったが、プロンプトの入力の仕方がわかって大変参考となった。」
「ヘビーユーザーの方が同じ班の中にいて、改めて文章生成AIの可能性を感じた。」
「文書生成AIの活用方法を各種業務でこれから進めていこうと思いました。」これにより、当アイデアソンによって、すでに活用が進んでいるユーザーの技術力が向上するだけでなく、活用が進んでいなかった職員のモチベーション向上にも寄与することが確認されました。
また、アイデアソン内で使用された「メール作成」「アイデア出し」「Excelの関数作成」などプロンプトテンプレートは、今後も庁内の実業務で活用される予定です。
株式会社Algomaticお問い合わせ先
社 名 :株式会社Algomatic
所在地 :東京都港区六本木三丁目2番1号
代表者 :大野 峻典
設 立 :2023年4月13日
事業内容: 大規模言語モデル等生成AI技術を活用した、サービスの開発・提供
会社HP:https://algomatic.jp/