導入の背景
現在、エネルギー節約や地球温暖化対策の観点から、世界的にEVやPHVへの注目が高まっています。日本政府は2035年までに新車販売における電動車の比率を100%とする目標を掲げ、充電インフラについては、2030年までに全国で30万口の設置を目指しています(※1)。
DMMでは、2023年5月より全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等に対してEV充電サービスを提供する「DMM EV CHARGE」を開始し、事業者および利用者双方にとって便利で身近なEV充電サービスの提供と、サービスを通じた地域のビジネス支援を目指しています。
知名町と和泊町では、近年の地球温暖化を背景とした台風の巨大化と発生時期の長期化により、食料品などの生活物資の欠品や産業資材の流通停止など、島内産業に大きな影響が出ています。そのため、島の自然と共生するには温暖化防止に向けたゼロカーボンの達成が必須であると考え、2050年のゼロカーボンに向けた様々な取り組みを行っています。その結果、知名町と和泊町は現在、環境省が定める脱炭素先行地域(※2)に選定されています。
このたび、知名町と和泊町はゼロカーボンに向けた取り組みの一環として、DMM EV CHARGEの6kW普通充電器を設置いたします。普通充電器は、2024年度中に設置予定です。
今後、鹿児島県奄美群島の他エリアへも、充電器の導入を進めてまいります。
※1:経済産業省「充電インフラ整備促進に向けた指針(仮称)の案について」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/charging_infrastructure/pdf/006_03_00.pdf
※2:脱炭素先行地域とは、2050年カーボンニュートラルに向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、我が国全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域で、「実行の脱炭素ドミノ」のモデルとなります。
https://policies.env.go.jp/policy/roadmap/preceding-region/
知名町 コメント
沖永良部島は、離島ゆえ公共交通機関が本土ほど発達しておらず、観光客やビジネスマンの島での移動は、レンタカーが主に使用されています。そのレンタカーにターゲットを絞り、宿泊先等で利用して頂くことを目的としてEV充電器を導入することになりました。
本町の温室効果ガスは交通部門が約4割を占めているため、EV充電器の設置は、島の脱炭素化を進める施策になるものであると考えています。
EV充電器の設置により島でのEV車両の普及促進につなげ、また、島生活での課題であるガソリンなどの化石燃料の高騰が、生活に多大な影響を与えていることへの一つの打開策に繋がることを期待しています。
和泊町 コメント
和泊町は令和4年1月に「和泊町ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
今後、温室効果ガスの排出を削減できるEVの普及を支援するためには、町内におけるEV充電環境の整備が必要であると考え、この度DMM EV CHARGEの充電器を導入することとなりました。
EV充電器の設置により、EV利用者は自宅以外でも手軽に充電できるなど、利便性の向上が図られると考えております。環境に優しい持続可能なまちづくりに向け、EVの普及が進むことを期待しております。
「DMM EV CHARGE」とは
DMM EV CHARGEは、全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等でご利用いただけるEV充電サービスです。普通充電器および急速充電器の導入に伴う初期費用(機器・工事費)とサービス利用料が無料の「0円プラン」をはじめ、事業者のニーズに合わせた様々なプランを提供しています。顧客の新たな来店動機となることで来店頻度や継続利用が増えたり、充電を目的として来店した潜在顧客層へのリーチ、地域のインフラとしての役割の発揮など、EV充電サービスを通じた地域のビジネス支援も行ってまいります。
<事業者のメリット>
- 0円プランを用意。費用を抑えてEV充電器を導入したい事業者にも対応。
- EV充電器の導入に伴う現地調査、工事、補助金申請など、面倒な手続きをすべて代行。
- 24時間365日のサポート体制を完備。緊急時の駆け付け対応、充電器の修理をサポート。
<EVユーザーのメリット>
- 6kW〜180kW出力のEV充電器を提供。設置場所の利用ニーズ・利用状況に応じて、最適な充電器を選択可能。
- 簡単なアプリ登録とクレジットカードの登録だけですぐに充電と決済が可能。
- アプリ決済はDMMアカウントとの連携を予定。DMM.comの会員4,101万人が即時にサービス利用可能に。
・サービスサイト:https://ev-charge.dmm.com/
各プランの詳細はサービスサイトをご参照ください。
また、EV充電器の導入を検討されている事業者の方も、サービスサイトからお問い合わせください。
合同会社DMM.com について
会員数4,101万人(※)を誇る総合サービスサイト「DMM.com」を運営。1998年の創業以来、多岐にわたる事業を展開し、現在は60以上のサービスを運営。動画配信や電子書籍、アニメなどの多様なエンタメサービスに加え、3Dプリントや消防車・救急車の開発といったハードウェア分野、web3やAIなど最先端のテクノロジーを取り入れた事業など、様々な事業を手掛けています。2022年にはサブスクリプション会員システムの「DMMプレミアム」を立ち上げ、あらゆるエンタメ体験をシームレスにつなぐ「マルチエンタメ・プラットフォーム」の創造を目指しています。今後も、コーポレートメッセージ「誰もが見たくなる未来。」とともに、変化と進化を繰り返しながら、新たな事業に挑戦してまいります。
※2023年2月時点
・企業サイト:https://dmm-corp.com/
・プレスキット:https://dmm-corp.com/presskit/
・公式オウンドメディア:https://inside.dmm.com/