背景
新型コロナウイルスによる社会環境の変化や急速な技術革新などを背景に、メタバースの活用は急速に拡大しており、米Bloomberg LP社によるとメタバースの市場規模は2024年には90兆円に成長すると言われています(※)。メタバースは、現実世界では得られない体験ができるなどの可能性を秘めている一方で、従来のサービスには存在しないリスクが想定されるため、メタバースの運営事業者やサービス提供者においては、リスクやトラブルへの対応は重要な課題となっています。
アイデアクラウドは、「社会の接点をデザインする。」を理念に掲げ、メタバース上でオンラインイベントや自社展示会、ウェビナーなど、イベントのやりたいがなんでもできるオンライン展示会プラットフォーム「META BOOTH(メタブース)」を開発・運営するなど、メタバースの運営・管理に関するノウハウを有しています。
また共同開発パートナーである、あいおいニッセイ同和損保は、アバターの制作やメタバース空間(ゲーム)の提供等、メタバースに関する様々な取り組みを通じて得られた知見をもとに、メタバースの安全・安心な利用・発展に資する保険商品・サービスの検討を進めてきました。
この度、アイデアクラウドとあいおいニッセイ同和損保とは、メタバースが経済活動の場として今後拡大する可能性を見据え、多くの方々がメタバースで安全・安心に活動できる環境の構築を目指して、国内初となるメタバース専用パッケージ保険を共同で開発しました。
※Bloomberg:https://about.bloomberg.co.jp/blog/metaverse-may-be-800-billion-market-next-tech-platform/
「メタバース専用パッケージ保険」の概要
(1)今回提供開始される補償
アイデアクラウド、ならびにアイデアクラウドが提供するメタバース空間を運営・管理する事業者やメタバース上でサービスを提供する事業者を対象に、以下3つのリスクを補償する商品が提供されます。
※Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)の頭文字を取ったもので、「非代替性トークン」という意味。「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタル・データ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引される
(2)提供予定のサービス
上記(1)の補償に加え、暗号資産やNFTの盗難発生時に、流出先や加害者を追跡・特定するサービスの提供を2023年5月頃に予定しています。今後もメタバース固有のリスクを分析し、補償と連動した事故の未然防止や早期回復に資するサービスの開発に取り組み、ラインアップを順次拡大していきます。
今後の展開
メタバースでは、これまでにないコミュニケーション体験や新たな経済圏の創出等、あらゆる産業でビジネスチャンスとなり、将来への期待が高まる一方、プライバシーやセキュリティ、法制面、商習慣、文化等、様々な側面において新たなリスクの発生が懸念されています。
アイデアクラウドとあいおいニッセイ同和損保は、技術革新が著しいメタバース上で起こり得る未知のリスクを共同で研究し、市場の進化や変化に対応した保険商品・サービスの開発・提供により、メタバースの発展に貢献していきます。
株式会社アイデアクラウド 会社概要
アイデアクラウドは、メタバース・AR/VR・VTuberなどの先端技術事業を手がける名古屋・東京に事業所を持つIT企業です。現在はオンライン展示会事業に力を入れており、メタバース時代の2D、3D空間に特化した新たなオンライン展示会プラットフォーム
「META BOOTH」(https://metabooth.jp/)
「META BOOTH 2Dアバター」(https://metabooth.jp/2davatar/ )
を提供し、新たなイベント体験の創出に努めております。
URL: https://ideacloud.co.jp/
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
あいおいニッセイ同和損保は、「CSV×DXを通じて、お客さま・地域・社会の未来を支えつづける」ことを目指しています。最先端・独自の技術やデジタル・データの活用、特色あるパートナーとの協業により、お客さま・地域・社会が真に求める新たな価値を提供していきます。また、国内外のあらゆる事業を通じて、お客さま・地域・社会とともに社会・地域課題の解決にグローバルに取組みます。
URL: https://www.aioinissaydowa.co.jp/
※本リリースに記載の商標は各社の商標となります。
※プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先など、その他の情報は、発表時点の情報となり、その後予告なしに変更となる場合があります。予めご了承ください。