「良いモノ」の定義を見誤らない。

これまで20年近く、CTOの立場で企業の経営に参画し、多くの挑戦と失敗を繰り返してきました。これまでの学びを抽象化すると、大切なのは「“良いモノをつくる”ことの解釈を間違えてはいけない」ということ。

当時の私は、「良いモノ」とは「堅牢なシステムで、バリエーションに満ちた機能が実装されているもの」と考えていました。でもある時、本質はそこではないと気付きました。真の「良いモノ」とは、常にエンドユーザーのニーズや気持ちに寄り添って、彼らが心の底から「欲しい!」「使いたい!」と思うモノ。

技術者の立場ではありますが、こだわっているのは「技術」ではなく「サービス」です。技術は、どこかの誰かを幸せにするための手段の一つでしかありません。サービスの視点で、いかに「良いモノ」をユーザーに届けられるかを常に考えています。

変化の激しい時代の中で、DMMのプロダクトやサービスが「良いモノ」であり続けているかどうか。常に足元を見つめ直し、改善を続けていくことが、これからのDMMの成長には不可欠だと思っています。

レガシーを刷新する。

とは言え、どの会社や業界にも、手を付けにくい「旧態依然の仕組み=レガシー」はあるものです。特に会社の場合には、収益の柱になっているシステムほど、改修やアップデートは行いづらい。

レガシーは、それ自体尊いものではありますが、段々と成長の足枷になってしまうケースが少なくありません。手遅れになる前に、社内のレガシーを適切に改善していくサイクルがDMMにも必要です。

同じことが、業界単位でも言えます。世の中には、テクノロジーの発達による恩恵を十分に享受できていない業界が、まだまだたくさんあります。DMMがさまざまな事業領域に参入していくことで、そういったレガシーが根強く残る業界の風土を刷新し、新しい風を吹かせることができる。

私もCTOの立場で積極的に新規事業にコミットし、レガシーな業界が健全なスピードで成長できるよう、貢献していきたいと思っています。

柔軟な思考で、
ワクワクする毎日を。

新型コロナウイルス禍で、私たちの働き方、事業環境は大きく変わりました。不測の事態で大切なのは「環境のせいにしないこと」と「失敗を恐れないこと」。

変わってしまった環境は、自分ではコントロールできません。すぐに切り替えて、自分が影響を与えられる範囲のみに焦点を当てて何ができるのかを考え、行動しつづけることが大切です。トライし続ける限りは、失敗は失敗ではなく「過程」であり、「経験」として次に活きます。こんな時代だからこそ、挑戦の歩みを止めないことが、何より大事だと思います。

日常というのは、気を抜くと淡々と過ぎていく作業の繰り返しで、安定性を拠りどころにしてしまうものです。でもそんな淡々とした日々も、モノの捉え方や考え方をアップデートすることによって、いつでもワクワクできると思うんです。

輝かしい未来を想像してワクワクしながら、「良いモノ」の本質を見誤らず、挑戦を止めない。DMMは、そんな人が自然と集まってくる場所でありたいです。