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インタビュー

世代・職種の 垣根を超え、 幅広いサービスを。

執行役員 VPoE(Vice President of Engineering)
  • 大久保 寛

一人ひとりの能力を最大化させる。

VPoEという役割がまだ一般的には浸透していないことが多く、どんなことをやっているのかとよく聞かれます。企業によってその役割は様々ですが、DMMにおけるVPoEとして、私は「人・制度」の領域を主に担当しています。

年齢・職種・国籍など、属性がバラバラな社員に向けて、どんな制度や仕組みを整備すれば、彼ら1人1人の仕事のパフォーマンスが最大化されるのか?

世代が違うと話題が、職種が違うと業務が、国籍が違うと文化が異なります。またここ数年でDMMでもリモートワークが主流になりました。バラバラの属性の社員が、バラバラに働いても、組織としてのパフォーマンスは最大化される。そのために何が必要か日々模索しています。

 

社員同士の距離を、
もっと近づけたい。

よりよい組織をつくるためには、まず大前提として「社員同士の相互理解」が必要不可欠だと思っています。

人間は、自分の属性から見える視界の中だけで物事を認識し、思考してしまうものです。たとえば20代男性の社員は、20代男性の消費者としての肌感覚しか持っていないことが多いと思いますが、それが普通でしょう。彼には、女性の美容の悩みや、高齢者の介護への不安を、自分事として敏感に捉えることは難しいのではないかと思います。

属性の違う社員とコミュニケーションを取ることは、「自分の視界を拡げる」という大きな意味を持っていると思います。社員同士の相互理解が進むことで、社内のチームワークが良くなる効果はもちろん、各現場の社員の「視界が拡がる」ことに繋がります。

DMMは、60以上の事業を展開する「なんでもやってる」会社。これからも「なんでもやり続ける」ために、社員1人1人が自分の視界を拡げ続けることが、DMMの事業拡大の背骨になると思います。

 

事業の幅を拡げるために。

とは言っても、属性の異なる社員と深い部分で分かり合うというのは、なかなか難しいものです。ポイントは「相手の失敗を受け入れること」ではないかと、最近思うようになりました。私の場合、自分が昔つくったシステムが「全然ダメだったな...」と思い返すことがよくあります(笑)。でも、その当時はそのシステムの形が最適解でした。

つまり、時代の変化によって、正解は不正解に変わるし、成功は失敗に書き換えられてしまう可能性があるということ。自分の目の前の仕事が、後の時代でどう評価されるかを気にしていたら、何もできなくなってしまいます。

挑戦に失敗はつきものです。DMMは挑戦する会社だからこそ、社員がお互いの失敗を受け入れ合うマインドを持つことで、挑戦の土壌が耕されていくのだと思います。

相手の失敗を受け入れることで、相手を理解する。 相手を理解することで、自分の視界が拡がる。 自分の視界が拡がることで、DMMの事業の幅が拡がる。

そんな好循環が生まれる会社をつくっていきたいと思っています。