Connect Chat PC版アプリ URL
https://store.steampowered.com/app/1424930/Connect_Chat/
開発背景
VR研究室では、これまで「BOW MAN」「No Sushi, No Life」といったVRゲームアプリを提供し、その中で今VRを楽しんでいるユーザーの皆さまが、VR空間でのコミュニケーションや、VR空間での自分らしさの表現をいかに大事にしているかを学びました。それを受け、どんなVR空間でも手軽に自分らしさを一貫して持てることを目指し、アカウントサービス「DMM VR Connect β」とその3rdパーティ開発者向けSDKの提供を始め、ご好評いただいています。
この度開始する「Connect Chat」は、DMM VR Connect βプロジェクトの一環として、同一のアバターでソーシャルなVR体験ができるアプリとして開発いたしました。
アーリーアクセスとして提供を始める理由
「Connect Chat」は、VRコミュニケーションアプリとして、自分だけのアバター、自分のもう一つの姿を、自身で管理しながら人と交流が持てる点を大事に開発を行っています。しかし、我々はVR空間の中で人がもう一つの人格を管理するために本当に必要なことが何なのか、明確に分かっているわけではありません。
VR空間で“誰もがアイデンティティを持てるようになるために必要なこと”、“ソーシャルVRアプリに必ず求められること”、また、“「Connect Chat」にユーザーが求めていること”を、我々の独断ではなくユーザーとのコミュニケーションを通して学ぶため、この度「Connect Chat」はアーリーアクセスで提供することを決めました。
「Connect Chat」は、自由で気軽に使えるソーシャルVRコミュニケーションを目指しています。本アーリーアクセス版では、まずは必要最低限のコミュニケーション機能としてユーザー自身のアバターを使った、少人数でのボイスチャット機能をご提供いたします。 今後はワールドの追加およびクリエイター向けの開発キットの提供、通信人数制限の上限値向上を目指し、開発を続けてまいります。
「Connect Chat」概要
「Connect Chat」は誰でも自分のなりたい姿で人との繋がりを持てるアプリです。
アーリーアクセス版でも、VRでのコミュニケーションに必要な機能を一通り揃えております。
公式配信時期:2021年1月26日
価格:無料
機能:
- パブリックルーム・プライベートルームでアバターによるボイスチャット
- 3Dアバター
- DMM VR Connect連携(※)によるVRMカスタムアバターの利用
- VRHMDおよびコントローラーによるハンドジェスチャー
- アバターの表情制御
- リップシンク
- 3Dスペ―シャルオーディオ:VR空間での距離が近い人との会話が明瞭になります。
- ワールド:VR初心者でも簡単に利用できるルームでチャットに参加できます。
※DMM VR Connectとは:
2020年11月より開始した、対応するVRおよび3Dアプリに自分の好きなアバターを持ち込むことができるアカウントサービスです。
URL:https://connect.vrlab.dmm.com/
Connect ChatではDMM VR lab Community Discordサーバーを使って皆さまからの意見・要望、バグ報告等を受け付けています。またアップデートや開発ロードマップのアナウンスもDiscordサーバーで行います。Discordサーバーは以下のリンクよりご参加ください。
招待リンク:
https://discord.gg/cMHTQJprVV
今後の展開
VR市場はいまだ成長段階です。「Connect Chat」は、現時点ですでにVRソーシャルサービスを利用しているユーザーにとって、他サービスの代替物にはならないと想定しております。しかし、今後継続的なアップデートを行い、より完成度の高く自然に使えるVR体験をご提供してまいります。
直近では大人数での円滑なコミュニケーションやルームの追加、VR空間内のイベント開催機能、ストリーミング機能などを追加予定です。
進捗は順次公開してまいります。「Connect Chat」は、コミュニティの皆様と一緒に作り上げるものと考えています。ぜひ皆様からの提言をお待ちしております。
DMM VR labとは
2018年12月よりDMM.comテクノロジー本部のR&D部門として発足されたDMMのVR専門チームです。CTOの直下で、ハイプレゼンスなVR領域をはじめとしたxR領域における研究と開発を行っています。2019年8月にはVRゲーム「BOW MAN」のリリース、2020年4月には東京大学バーチャルリアリティ研究センターとの共同研究を開始し、研究とサービスの両軸で活動しています。