導入の目的・背景
DMM.make 3Dプリントのミッションである、「誰もが3Dprintingを使いこなせる世の中を作る」を実現する上で、よりスピーディに高品質の製品の製造を実現し、お客様のものづくりをサポートするため「Lumia X1」をアジアで初導入いたしました。
光造形のトレードオフである、造形速度と品質のジレンマを解消することで、より3Dプリント活用の可能性を広げることができると考えています。
3Dプリンター「Lumia X1 」について
「Lumia X1」で使用している製造方式「HPS(Hybrid Photosynthesis)」は、業界トップクラスの造形速度ながら、優れた表面品質と精度を誇る点が大きな特徴です。
従来使用されていた「DLP方式」は面で紫外線を照射して造形するため、造形スピードに優れているが、造形範囲が広くなればなるほど完成物の解像度が粗くなるという課題がありました。また「SLA方式」は一筆書きのように、造形物の輪郭と断面を1層ごとに造形していくため、造形精度が高く滑らかな仕上がりを実現することができる一方で、出力に時間を要するデメリットがありました。
「HPS造形方式」では「DLP方式」と「SLA方式」のデメリットを解消し、高速で高品質な造形を実現している点で高く評価されています。
アメリカでは大手自動車メーカーや、大手医療機器メーカーで一部のパーツ製造の工程内で利用されています。一般的には、単純な構造の金型の製造でも1ヶ月以上かかるところ、最終製品の部品の製造に「Lumia X1」の射出成型を活用する大手医療機器メーカーの場合、射出成型のプロセスの全工程を8時間で行うことができ、1営業日内でCADモデルの受け取りから約100個の部品の製造までを実現しています。
詳細URL:https://foam.make.dmm.com/lumia-x1
<参考>
みんすり情報局
「3DプリントHPS造形方式を徹底解説-光造形の課題を克服-
https://make.dmm.com/blog/material/hybrid-photosynthesis/
3Dプリンター「Lumia X1 」代理店販売について
「DMM.make 3Dプリント」は、「Lumia X1」の日本総代理店契約を締結し、代理販売を実施いたします。受託造形で性能を体験していただいた上で、世界最先端の3Dプリンターをご購入いただくことが可能です。
詳細URL:https://foam.make.dmm.com/lumia-x1
Axtra3D社について
米国とイタリアを拠点とするAxtra3Dは、高速SLA方式に特化した3Dプリンタメーカーで、従来のSLA方式やDLP方式における課題である造形速度や精度、形状再現性、表面の粗さのトレードオフを解消します。Axtra3Dの主力製品である「Lumia X1」は、「HPS造形方式」(Hybrid PhotoSynthesis)とTruLayerと呼ばれる層分離技術を組み合わせ、大きな進化を遂げました。「HPS造形方式」はレーザーとDLP方式を同時に使用して画像化し、TruLayerは印刷層の迅速な剥離を可能にしているため、造形時間を20倍改善しながら、SLA方式の精度と再現性を維持しています。
ホームページ:https://www.axtra3d.com/
DMM.make 3Dプリントについて
DMM.make 3Dプリントは、利用ユーザー数が国内最大規模を誇る3Dプリントサービスです。
3Dプリンターを用いた造形、3Dデジタルスキャンなど、3Dプリント技術に関わるあらゆる領域をトータルサポートいたします。
・ホームページ:https://make.dmm.com/print/
・クリエイターズマーケット:https://make.dmm.com/market/
・オウンドメディア:https://make.dmm.com/blog/
【お問い合わせ先】
ご不明な点や質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
●お問い合わせ:https://make.dmm.com/print/inquiry/corp/
合同会社 DMM.com について
会員数4,101万人(※)を誇る総合サービスサイト「DMM.com」を運営。1998年の創業以来、多岐にわたる事業を展開し、現在は60以上のサービスを運営。動画配信や電子書籍、アニメなどの多様なエンタメサービスに加え、3Dプリントや消防車・救急車の開発といったハードウェア分野、web3やAIなど最先端のテクノロジーを取り入れた事業など、様々な事業を手掛けています。2022年にはサブスクリプション会員システムの「DMMプレミアム」を立ち上げ、あらゆるエンタメ体験をシームレスにつなぐ「マルチエンタメ・プラットフォーム」の創造を目指しています。今後も、コーポレートメッセージ「誰もが見たくなる未来。」とともに、変化と進化を繰り返しながら、新たな事業に挑戦してまいります。
※2023年2月時点
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