教材の内容
本教材ではトラブルリスト(※1)を参考にしながら独自の観点で皆さんに特に注意いただきたい詐欺・悪徳商法の6つについて、事例を交えながら注意点や対処法を解説しています。さらに、詐欺や悪徳商法ではないものの、トラブルが多く、正しい理解が必要なクレジットカードのリボ払いについても番外編として取り上げています。
<注意すべき7つのトピックス>
1.フィッシング詐欺
2.無料商法
3.タレント・モデル契約詐欺
4.マルチ商法
5.現金配り詐欺
6.アルバイト詐欺
7.リボ払い(番外編)
・HP:https://social.hassyadai.com/consumer-edu
・申し込みフォーム:https://social.hassyadai.com/consumer-edu-contact
※1:「国民センター 成年年齢引き下げ後の18歳・19歳の消費者トラブル状況」
「騙されないための教科書」を配布した先生方の声
【東京都 私立高校 家庭科教諭】
18歳成人に伴い、未成年であっても契約が成立するようになり、高校生にとって『騙されないための教科書』は必須及び待ったなしの問題であると感じました。日々進化するネット社会において、生徒だけでなく、大人の私達も、今起きている問題を知る為に大変有意義な学習機会だと感じます。
【香川県 私立高校 教諭】
成年年齢の引き下げにより、10代でさまざまな契約が可能になりました。しかし、知識の少ないことで詐欺や悪徳商法のターゲットになりやすく被害が絶えないことがニュースや新聞で報じられています。高校を卒業して社会に出ていく彼らには、是非正しい知識を持って、いろいろな場面で適切な行動ができるようになってほしいと思っています。この教材は、とても読みやすい内容になっていて、生徒たちには身近な問題として学べる教材だと思いました。
【佐賀県 公立高校 家庭科教諭】
高校家庭科では最初に人生をどう生きるか、100年時代の人生設計、家族のことや生き方(LGBTQなども含む)などを学習します。多様な生き方、働き方について学び、キャリア教育と合わせて金融教育に関する講義なども行いました。ファイナンシャルプランナーの方をお招きし、人生の目標や、夢を叶えるためにはお金も必要ということ、そして新しい時代のお金の増やし方などについてプロの視点から教えていただきました。さまざまな方にお話を聞く機会を重視しています。
【島根県 特別支援学校 高等部 教諭】
昨年度から特別支援学校に勤務しています。軽度知的障がいのある生徒に家庭科の授業で使用させてもらおうと思って応募しました。本校の生徒は家庭科に限らず、経験から学習していきます。(イメージすることや学んだことを汎化することが苦手な生徒が多いため)私の受け持っている生徒の多くは一般就労をするため、卒業後はそれなりにお金を持つようになります。そのため、その使い方についてもしっかり学習させる必要があります。その中で、消費者トラブルは本校の生徒にとっても非常に重大な課題です。そこで、そのような生徒に具体的に消費者トラブルをイメージさせやすい資料を探していました。今回提供いただいた冊子は漫画で具体例が示してあり、生徒も理解しやすいのではないかと思っています。
今後の展開
「騙されない為の教科書」は、2023年度は10万人を目標に普及活動を進めてまいりました。10万部の配布は達成し、今後は日本のすべての高校3年生(約100万人)に配布することを目指します。
また、本教材の配布や講演活動以外にも、若者が詐欺や悪徳商法の被害にあわない、騙されないために貢献できることはないか、今後も検討を進めてまいります。
企業協賛について
子ども・若者が被害にあわないように、多くの学校へ消費者教育を届けるため、ご協賛いただける企業様を募集しております。
教材は当初予定の10万部を大きく上回るお申し込みをいただいている状況です。今回、多くの方に教材を届けるために、無料で教材を配布し、ご希望いただいた学校での出張授業も無料で行っているため、協賛企業の支援が必要不可欠です。
お預かりした協賛金は、教材の制作・印刷や発送、出張授業の実施にまつわる費用に使用いたします。また、ご協賛いただいた企業様のロゴは、教材に掲載させていただきます。
・ご協賛お問い合わせフォーム:https://social.hassyadai.com/contact
一般社団法人HASSYADAI socialについて
一般社団法人HASSYADAI socialは、全国の高校・少年院・児童養護施設など゙450校以上でキャリア教育を提供する団体です。「生まれ育った環境にかかわらず、自分の人生を自分で選択できる社会」を実現するために、全国の高校生向けの授業やイベント、オンラインプログラムの提供など幅広い活動を行っています。