合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長 兼 CEO 亀山敬司、https://dmm-corp.com/ 以下DMM)は、近年増加する鳥獣被害対策を行う新会社「株式会社DMM Agri Innovation (DMMアグリイノベーション、本社:東京都港区、代表取締役 村中悠介、以下DMMアグリ)」を設立、2020年3月より本格始動いたします。DMMグループとして、農業領域参入は株式会社ファーマリーのDMM農機に続き、本事業で2社目となります。
■背景と目的
野生鳥獣による農作物への被害金額は年間で約158億円(※)にものぼり、数字に現れる以上に、営農意欲の減退、耕作放棄・離農の増加など、深刻な影響を及ぼしています。
鳥獣の被害を解決していくには、被害→対策→資源化→消費の連動サイクルを作り広く展開することが求められますが、現状は情報やノウハウ、処理技術の欠如、ハンターの人材不足など様々な課題に直面しています。
DMMアグリは、農業に関する課題解決を行う企業です。『農業と未来を歩む』をテーマに掲げ、DMMが持つテクノロジー・ソリューション、人材、プロモーション、ブランディングノウハウ等を用いた事業展開を行っていくことで、農家の方々が抱えるお悩みの解決、および地域社会への貢献を目指してまいります。
また、本事業では、JA全農の協力のもと、経済連・県JA様や全国各地の農協様への電気柵販売を足がかりに、今後実証実験も行いながら、鳥獣被害対策商品全般の製品開発・販売にも取り組んでまいります。
※:農林水産省「野生鳥獣による農林水産被害の概要(平成30年度)」より
代表取締役 村中悠介コメント
DMMでは、一次産業、レガシーな産業をアップデートしていくことで新しいビジネス、市場を開拓しております。
昨年、中古農機売買の株式会社ファーマリー(DMM農機:https://farmally.jp/company/)がグループジョインし、農業領域参入は、今回のDMMアグリでグループ2社目となります。
現在、野生鳥獣による農林水産被害は深刻です。環境省・農林水産省では、生態系や農林水産業等に深刻な被害を及ぼしている、特にシカやイノシシなどに『抜本的な捕獲強化対策』も策定していますが、野生鳥獣の適応能力の進化や道路整備等に起因した野生鳥獣の生息域の変動、あるいは過疎化や高齢化等に伴う人間活動の低下、荒廃土地の増加、狩猟者の高齢化に起因する捕獲数の低下など、種々の要因が複合的に作用し、思うように進んでいません。
農業をはじめとしたレガシー産業は、世の中に顕在化されていない課題が多く存在します。DMMはレガシー産業をアップデートしていくことは、世の中に新しい価値を提供すると同時に、社会課題の解決にも繋がると考えています。
この度、DMMでは持続可能な農業を実現していくため、農機売買事業に続き、鳥獣被害対策事業も開始することで、これを起点に農業の未来に貢献していきたいと考えています。
新設立会社「DMM Agri Innovation」概要
DMM Agri Innovationは、農業に関する課題解決を行う企業です。
『農業と未来を歩む』をテーマに掲げ、DMMのソリューション提供により、農業、地域社会への貢献を目指してまいります。
名称: 株式会社DMM Agri Innovation (DMMアグリイノベーション)
所在地: 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー 24階
設立日: 令和1年 6月 21 日
資本金: 43.4百万円(資本準備金を含む)
代表取締役: 村中悠介 兼 合同会社DMM.com COO (最高執行責任者)
事業内容:鳥獣被害対策機器・農業・環境・医療関連機器の研修、開発、製造、販売及びコンサルティング業務、農場・山林の管理及び運営業務、広告代理店業務
合同会社 DMM.com について
1998年の創業からこれまで、動画配信、GAME、証券、英会話、アニメ、プログラミングスクール、3Dプリント、エナジー、フットボール、オンラインサロン・・など領域を問わず、40を超える事業を展開してまいりました。今後も、コーポレートメッセージ「誰もが見たくなる未来。」とともに、変化と進化を繰り返しながら、新たな事業に挑戦してまいります。
企業サイト:https://dmm-corp.com/