テクノロジーによって、
会社の未来を予測する。

DMMをテックカンパニーにしたい──。前社長・片桐孝憲と前CTO城倉からの呼びかけに共感し、2018年10月にDMMにジョインしました。CTOとしての役割は、データとテクノロジーを活用して事業を改善することです。

まずは、あらゆる意思決定にデータを活用する組織を目指します。たとえば、あるサービスにおけるひとつひとつの細かなデザイン変更や、ユーザーの1クリックといったミクロなアクションが、1年後の売上にどう影響するのか。そんなことは予測不可能に思えますが、財務諸表のようなマクロな事象でもミクロなデータをていねいに分析すれば、ある程度の仮説が立ち、検証ができるようになります。すると従来なら、熟練者の経験や勘に頼ってきた判断を、多くの人が客観的に行えるようになるのです。

とはいっても、すべてをテクノロジー任せにして、ドライに扱いたいわけではありません。本当のテックカンパニーとは、人の心やモチベーションをも“エンジニアリング”する組織のこと。技術を生かし、人が人らしくクリエイティブに働ける会社こそが、僕の理想とするテックカンパニーです。

     

ゲームだけじゃない。
VRが変えるオフィスの未来形。

テックカンパニー化を進める一方で、あらゆる先端テクノロジーを正しく生かせるように導くのも僕の役割です。そのため普段から積極的に、新しい技術に触れています。最近、期待しているものだと僕も大好きなVR技術があります。

物理法則を無視した空間さえも作れるVRは、応用の幅が非常に広い。VRコンテンツへの応用ができるのはもちろん、意外なところではオフィスワークにも生かせます。たとえばVRオフィス。みんながどこにいてもひとつの仮想空間を共有し会議ができます。空間全体を保存すれば、議事録の代わりにもできるでしょう。こんな未来的なオフィスも、VR技術をもってすれば実現可能です

     

世界水準の開発チームを
3年以内に。

今後5年以内にやってくるVRやAIなどによる技術革新までに、新技術をどれだけ蓄積できるのか。それが今後の成長を、大きく左右します。ここで中長期的に投資できるのはDMMが未上場で、短期的な利益よりも本質的な価値を追いやすいからこそ。もちろんVRに限った話ではありません。世界で最も使われるサービスを運営する企業に成長できるよう、これからも多方面に種を撒いていきます。

一方では、最高の開発チームも作っていかなければなりません。僕は常々、会社の資産とは社員の「モチベーション×能力」の総量だと考えています。さまざまなメディアで、会社のビジョンや向かう先を発信しているのも、CTOとしてエンジニアやデザイナー、プロダクトを取り巻くすべての人たちのモチベーションを高めるためです。

その他、社内の誰もが僕に意見や相談ができる「オープンドア」などカジュアルなコミュニケーションの場づくりにも積極的です。これら社員とのコミュニケーションを深める場でも「3年間で世界最高水準の開発チームになろう」と発破をかけてきました。高い技術力を誇る開発者たちが、ビジネスにしっかりと貢献し、大きな存在感を放つようになってほしい。エンジニアだったら誰もが憧れる、日本で一番魅力的なテックカンパニーになってみせます。