スタートアップ企業を、
DMMのリソースで支援する。

現在DMMは、積極的にM&Aを進めています。特に注目しているのが、20代の若き経営者が率いるスタートアップ企業です。彼らの事業をDMMの豊富なリソースでサポートしていきたい。実は私がDMMで働くようになったきっかけも、自ら経営していた会社がDMMに買収されたから。そうした経験を生かして、M&A案件の舵取りを担っています。とはいえ、最初から買収ありきで話を進めるのではなく、まずはコンサル的に経営者の相談に乗ることからスタートする場合がほとんどです。その上で、協働したほうがお互いにとってベターだと判断したときにだけ、M&Aを提案します。

特に一度シェアを取られてしまうと、その後の巻き返しが困難な分野では協力を申し出ることが多いですね。こうしたケースでは、DMMのリソースを利用して一気に事業を拡大することが有効な一手になるからです。「終活」に関する情報ポータルサイトを運営するスタートアップ企業「株式会社終活ねっと」のM&Aもまさにこのケースでした。

     

面白い人だけが集まってくる
生態系をつくる。

若い経営者への支援は、私たちにもさまざまな恩恵をもたらします。まずDMMが新たな事業に乗り出せること。優れたアイデアを持った若者と交流することで、社内が活性化することもポイントです。何よりも、面白い人が集まってくる土壌が生まれます。多くの場合、若い経営者は若い経営者同士のネットワークで結ばれているもの。そこで一度「DMMと協力するとうまくいく」というイメージが広まれば、次々に面白い人が集まってくるようになるでしょう。実際、すでにこうした循環が生まれ始めています。「ベンチャーズ」というマイノリティー投資事業を始めたのも、この動きをさらに加速するためです。

面白い人材が、面白い人材を引き寄せるのは、経営者同士に限った話ではありません。面白い社員が多い会社には、次々に面白い人がジョインしてきます。今のDMMがまさにそれ。素直で、ユニークで、それでいて商売が好き。そんな人々が自然に集まる生態系が築かれています。

     

DMMが目指すのは、
すべてが揃う「街」。

優れた人材が集まり、多様な事業を展開する。そんな私たちが目指す企業のあり方を、私はひとつの「街」としてイメージしています。夢はインフラからエンタメまで、お客様が欲するあらゆるものを提供できるようになること。これを実現するために重要なのが情報とテクノロジーです。新しいものを作るにはこのふたつが欠かせません。ただ結局は、これらも人に紐づいています。そこで肝となるのは新しい技術や情報を持った人が集う拠点づくりです。

秋葉原に立ち上げた「.make AKIBA」も、これに関連する取り組みのひとつです。3Dプリンターなどの最新技術を取り揃えたこのワーキングスペースには、新しいものを作ろうとするクリエイティブな人たちで日夜にぎわっています。IT技術に特化してきた私たちにとって、これまで接点の少なかったものづくり分野の最新技術を吸収する足がかりにもなるでしょう。DMMという理想の「街」を作るためのチャレンジを、今後も積極的に進めてたいですね。